韓国の伝統文化の祭事は亡くなった先祖を追幕する意識で一年に1回ずつその先祖が亡くなった日を過ごします。祭事は大きく分けると二つあり、国で行われる祭事と各家庭ごと家風によって少しづつ違う形式で進行されます。国で行う祭事は王が主になって管理する宗廟で進行されます。祭事を行う時演奏される音楽の 宗廟祭礼楽は重要無形文化財第一号でユネスコ世界文化遺産として指定されています。お宗廟は韓国の伝統文化を知ることが出来る観光地で、観光コースで見渡すことが出来ます。家庭内で行う祭事はそれよりは規模が小さいですが、繁盛した家庭内の場合一年に数十回の祭事を行う事もあります。
祭事はまず祭祀膳を作ることから始まります。一番よい材料で様々な料理を作り揃え決まった位置に置きます。祭事を行う時間は先祖が亡くなった日の夜11時~12次の間に行う事が一般的で近ごろでは、日が落ち暗くなったら行う家庭も多い様です。料理が整い時間になったら子孫達は、その前に列を作って並び祭主の指示によってお辞儀をし酒をつぐなどをして祭事を進行します。祭事は単純に亡くなった先祖の命日を覚えていることだけでなく、その先祖から現在の自分と又自分の子孫達まで続けて生きている命の連結を象徴します。亡くなった方の意味を敬いもっと発展していく家庭や、仲睦まじく子孫が繁栄するようことを敬い、又代が続く重要な行事です。