
国民権益委員会で行われた全体会議、世宗(聯合ニュース)
韓国で公務員や報道関係者、私立学校教員らへの食事接待などの上限を厳しく
定めた「不正請託および金品など授受の禁止に関する法律」を巡り、贈物の上限
を農畜水産品に限って現行の5万ウォン(約5200円)から10万ウォンに引き
上げる改正案が11日の国民権益委員会の全員委員会で可決しました。
また、慶弔費の上限は10万ウォンから5万ウォンに引き下げる一方、花輪は10
万ウォンまで可能としました。食事接待費は現行通り、1人当たり3万ウォンまで
としました。同法は 発案した国民権益委員会の元委員長の名前を取って「金英蘭(キム・ヨンラ
ン)法」とも呼ばれます。昨年9月から施行されました。公務員らの汚職根絶が狙
いだが、飲食店業界や農畜水産業界からは経済的な損失が大きいとして、見直しを
求める声が上がっていました。
国民権益委は 先月末、改正案を審議したが 賛成が過半数に届かず、否決していた
とのことです。
改正案は次官会議などを経て、閣議決定されれば施行されます。