45年間、韓国食品を売っている南大門の老舗、「ソウル商会(ソウルサンフェ)」
ソウル市内で365日間、人々でにぎわう場所といえば、欠かすことのできないのが南大門市場(ナンデムンシジャン)です。 世界中から韓国を訪れた観光客だけでも、南大門の路地を埋め尽くしただけでも十分です。 ここにソウルに出かけてきた地方の人々や生活必需品を買いに来た首都圏の市民たちまで、南大門市場は皆から愛される場所です。
その中、南大門市場の真ん中に「ソウル商会」があります。 今のオーナーの父から受け継いで45年間運営しているということです。
| |  ソウル商会の外観 |
父は水産物を売ったと言いますが、1988年のソウルオリンピックを前後して、日本人観光客が急速に増え、水産物は外国人観光客に適さないと考え、品目を変更したそうです。ソウル商会が販売している商品は紅参、海苔、松茸など韓国を代表する特産物です。 外国人が故国に帰る時に持っていく代表的な韓国の味だと言えます。 世界的に韓国商品が最も優秀であるといわれている品目です。
店内に陳列された高麗人参、紅参関連商品
ソウル商会を訪れるお客さんのほとんどは日本人観光客です。 最近はマレーシアやシンガポールなど東南アジアの客もぐんと増えましたが、彼らは皆海苔が一番好きだそうです。 ヨーロッパでも海苔が健康食品を知られ、ソウル商会を訪れるヨーロッパ人が増えました。 ソウル商会売場の片隅には、ソウル商会を訪れた世界各国の客が作ったテーブルがあります。 きれいに染まった落ち葉とともに、日本·マレーシアなどの貨幣がガラスの下にはめられています。
| |  20年前のソウル商会の様子 |
これを見ると、どれほど多くの人々がここを訪れたのかよくわかります。ソウル商会売場のあちこちに、このようにソウル商会を訪れる顧客の痕跡が残っています。 他の壁には海外に商品を送った宅配の送り状が並んであります。 すべてつけで商品を注文して、現地で先に商品を受け取ったものです。 外国人のお客さんに帳付けで商品を販売してきて代金をもらえなかったことがないそうです。 特に日本のお客様は信用度が高くつけも安心だと言っています。
世界各国の人々の貨幣で飾られたテーブル 海外に商品を送った宅配の送り状
売り物の中で、代表的な商品はやっぱり海苔。観光客が選びやすいようたくさんの種類の海苔を5袋入り、10袋入りと包装単位をかえて販売しています。またお客さんがショッピングしやすいよう、料金にも大きな差がないようにしています。海苔以外にも韓国の伝統菓子の韓菓(ハングァ)、テンジャン(韓国味噌)、コチュジャンなど韓国独特の調味料を味を見て買うことができます。
手軽に包装された海苔 ピーナッツなどのナッツ類 干し椎茸
日本のお客さんが主に購入する松茸です。 山から直接採取した天然の松茸で、韓国でも珍しい商品です。 天然まつたけは、世界的に韓国のものが最も優秀だと知られています。 宅配でのご注文も承っております。
山から直接採取した天然の松茸
ソウル商会では紅参、海苔、松茸などの天然食品だけでなく、化粧品などのギフトセットも販売しています。
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