宮中婚礼の再現も行われる、朝鮮時代の歴史的建物 雲峴宮(ウニョングン)は、朝鮮時代末期、改革派の政治家として多大な影響をもたらした興宣大院君(フンソンデウォングン)の私邸。息子である第26代王・高宗(コジョン)が即位するまでの時代を過ごした場所で、盛んな議論が交わされる革新政治の中心地でもありました。 毎年4月と10月の「嘉礼」の再現行事のほか、国楽公演など伝統行事が行われ、観光客が気軽に歴史文化に触れられる場所として親しまれています。「雲峴宮」は地下鉄3号線安国(アングッ)駅4番出口から徒歩1分のところにあります。「昌徳宮(チャンドックン)」と「景福宮」の間の位置にあるので、合わせて古宮めぐりをするのもよいでしょう。入場無料です。 
雲峴宮の建築物
老樂堂老楽堂(ノラッタン)
雲峴宮で最も中心となる建物で、1864年(高宗(コジョン)1)に建設されました。 「老楽堂と空の間の距離は1尺5寸(約45cm)に過ぎない」という内容があるほど規模が大きいです。 雲峴宮で高宗と明成皇后の嘉礼が行われた時嘉礼準備一切を老樂堂でしたし、祭りなど重要な行事がある時に使われたといいます。 明成皇后が王妃授業を受けたところに伝えられます。

老安堂(ノアンダン)
興宜大院君がサランチェ(舎廊棟:男性の居住空間であるとともに、客人の接待をする場所)で使った建物で、こちらで人事政策・服飾改革など国の主な政策が議論されました。 壬午軍乱の時清国に拉致されて帰国した後島流しされるように隠遁生活をして、臨終をむかえたところもこの建物です。 | | 
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「老安堂」という名称は、『論語』の「老者安之(お年寄りが安心して暮らせる)」を引用したものと伝えられ、息子が王になって良い家で老年を送ることになって満足だという意味です。

| | 二老堂(イロダン)
老楽堂と共に雲峴宮の母屋機能を担当した建物で、1870年(高宗7)に建設された。 男たちが出入りすることができない女たちだけの空間であり、外側で出入り口を出さなかった極めて閉鎖的な‘口’字形建物だ。 建物中には中庭がある。 雲峴宮内部の仕事の最高責任者であった二老堂の女主人は興宣大院君の夫人であり高宗のお母さんである閔(ミン)氏であった。
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日本語音声ガイド MP3プレーヤーをレンタルすれば、自由に観覧しながら日本語での解説を聞くことができます。入口にて利用券を購入し、レンタルブースに提出しましょう。レンタル時、パスポートなどの身分証の確認が必要になりますのでご注意ください。 料金:1,100ウォン
利用時間:(4~10月)10:00~18:00、(11~3月)10:00~17:00
雲峴宮の行事とプログラム
雲峴宮珂琲堂(珂琲験)
高宗が好んで飲んだコーヒー(珂琲)と同様に1800年代後半、方式でコーヒーを製造して試飲してみられる体験を進行します。  -体験料:1当たり3,000ウォン
-1800年代後半、方式で製造されたコーヒー(珂琲)試飲 -毎時刻定刻講師進行によって40分間進行(定員6人) -事前予約制で運営(当日のキャンセルチケットに限って現場予約進行)
高宗・明成皇后嘉礼再現
雲峴宮では過ぎ去った歴史の意味をかみしめながら、忘れられていく私たちの伝統文化を浮上させようと伝統の宮廷文化を観覧客たちに見せるために朝鮮最後の王である高宗と王妃である明成皇后との嘉礼行事を再現しています。 毎年春と秋(4月と10月)に行われます。 |
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伝統衣装体験
朝鮮時代の伝統衣装を直接着てみて、雲峴宮あちこちを歩きながら記念撮影をすることができます。 伝統衣装を着る方法も一緒に学んでみましょう。  -夏季(4月~10月)/冬季(11月~3月)
-利用料金:3,300ウォン -利用時間:貸与後20分 常時運営(休館日または雲峴宮状況によって除外)夏季10:00~18:00、冬季10:00~17:00(お昼時間12:00~13:00を除く) |