■朝鮮時代の城郭の警備の軍礼儀式「把守儀式」の再現 崇礼門火災で全焼2008年2月10日。 旧正月の連休の最終日。20時40分頃火災が発生し 石材部分を除く木造楼閣部分の大部分が焼失、崩壊しました。消防当局は通報を受け、ポンプ車やはしご車など消防車32台と消防隊員128人を現場に向かわせ、消火作業に着手しましたが、消防当局は5時間以上にわたる消火作業にもかかわらず崩壊を防ぐことができなかったのです。消防側は文化財庁に「消火は慎重にやってくれ」と言われ躊躇(ちゅうちょ)したと語るが、文化財庁側はそのような指示はしていないと語り、韓国メディアから責任のなすりつけ合いと批判されました。防犯・安全対策の至らなさ、不手際な消火作業ぶりが、警察や消防署、文化財庁への批判を招いたのです。2006年4月の昌慶宮文政殿放火犯69歳の男が、2008年2月14日に崇礼門放火容疑で逮捕されましたが、市民の心の痛みと、国宝を失ったという大きな代償が消えることはありません。