
北村(プクチョン) 8景めぐり
北村(プクチョン)は本来、清渓川(チョンゲチョン)と鍾路(チョンノ)の上にある町を指します。
現在の南山(ナムサン)に該当する鍾路(チョンノ)の下の町を南村と呼んでいました。
北村は朝鮮時代の王族や権力ある官吏が暮らしていた場所で、南村には下級の役人たちが住んでいたそうです。最近は、景福宮(キョンボックン)と昌徳宮(チャンドックン)の間の韓屋村(ハノク・マウル)を北村と呼んでいます。韓国式家屋と雰囲気が残る北村路地には、あちこちに北村8景とされる絶景名所があり、ここには訪問した人々のために写真撮影場(フォト スポット)が用意されています!
韓国式家屋の色彩と雰囲気を最もよく表わすことができる北村の8景を、直接見学しながら写真を撮影できる素敵なスポットです!
それでは“北村8景めぐり”スタート!
1景-昌徳宮 全景

石垣の向こう、昌徳宮の全景が一番よく見える場所。
北村文化センターをでて北村道の丘を登ると1景のあるフォトスポットがあります。
昌徳宮見学では身近に感じることができるものの、このように全体を上から眺めるのは
また違った美しさを感じますね。
2景-苑西洞(ウォンソドン) 工房道

昌徳宮の石垣道にそって歩くと、仏教美術館と工房があります。
その先の路地の角に宮中料理院の庭と瓦模様の塀が見えた、その場が
北村の二番目のフォトスポットです。
あたりは住宅街なので、十分注意して静かな景色を守ることが大事だと思いました。
3景-嘉会洞(カフェドン) 博物館道

伝統文化を素材とした刺繍博物館をすぎ、嘉会博物館の結び編み物の工房の方へ降りて行ったところに北村の三番目フォトスポットがあります。
石垣と韓屋の調和が、とても素敵な場所です。
4景-嘉会洞 31番地 丘

嘉会路を渡り、トンミ薬局そばの路地に入ると韓国式家屋の密集地域である
嘉会洞(カフェドン)31番地が広がります。
瓦屋根でできた韓屋を、上から見下ろすことのできるスポット。
すぐ横からみた景色とはまた違った雰囲気が感じられます。
5景-嘉会洞 路地(下から見た景色)

大きくて高い木の家をまわって上がると、軒を互いにあわせ、ぎっしりといっぱい詰まっているように立ち並んだ古きよき韓国式家屋が現れます。
両側にある韓屋をじっくりと眺められるのは、ここだけの景色。
なんだかタイムスリップしたような気持ちになれました。
6景-嘉会洞 路地(上から見た景色)

北岳(プガク)に似た瓦屋根が肩を並べている嘉会洞の31番地。
先ほどの道を、韓国式家屋路地にそって登ると坂道の終わりに六番目のフォトスポットが見えてきます。
ここからの景色は、とにかく絶景そのもの!
韓屋の先に見える現代ソウルの街並み…この調和は感動そのもの。
7景-嘉会洞 31番地

北村の七番目のこの場所は、韓国式家屋の静けさと余裕を感じられる素朴な路地の全景です。
韓屋をゆっくりと眺めていると、ぜひこのような家に住んでみたいなと感じられると思います。
しっかりと写真に残しておきたいスポットのひとつ。
8景- 三清洞(サムチョンドン)石段道

軒並みの韓国式家屋の屋根と景福宮(キョンボックン)、仁王山(インワンサン)、そして大統領府の眺望が左側に繰り広げられる花開(ファゲ)1通りにそって上がり、三清洞(サムチョンドン)キルの方に降りて行けば石段道があでてきます。
石段道を最後まで降りて行けば北村の最後、八番目のフォトスポットがあります。
やや不ぞろいで味のある石でてきた階段。こちらが最後の8景でした!
北村8景めぐりをしてみて…
日本にも日本伝統家屋があるように、韓国の韓屋は素晴らしいものでした。
近くには美味しい韓定食やさんや、オシャレなセレクトショップがありました。
韓国ならではが楽しめる“伝統”と“気品”が漂う街。
歴史的文化財を肌で感じられる北村ですが、観光客のマナーを厳しく重視するそうなので、マナーを守って楽しみたいですね!