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韓国は中緯度温帯気候帯に位置する。その影響で春、夏、秋、冬の四季が明確に分かれる。気温を見ると、中部山岳地帯を除き、大体、年間平均気温は10~16℃、最も暑い8月は23~27度、5月は16~19度、10月は11~19℃、最も寒い1月は-6~7度である。







春には日中と夜で気温の差が激しく、夜は突然冬並みに寒くなるときもある。また、中国から吹いてくる黄砂の影響も受けやすい。





夏が始まる6月末から7月中旬前半までは梅雨時である。この時には激しい暑さはないが、梅雨が明けた7月下旬から夏が終わる8月までは高温多湿な気流により、地形的に集中豪雨が降りやすく、蒸し暑い天気が続く。また、8月から9月初めまでの台風で、風・水害も発生する。年降水量の50~60%が夏に降る。





秋が始まる9月の日中は夏と同じように蒸し暑いが、朝と夜は涼しい。また、台風が南部地方を通過し、大きな被害を負わせることもある。一方、全国的に雨がよく降り、秋梅雨の時期になる。これにより、釜山(プサン)と蔚山(ウルサン)などの南東部地方は9月に降水量が最も多い。 10月に入ると降水量が減り、空気中の湿度も低くなり爽やかな天気となる。この時を天高馬肥の季節だという。





冬は四季の中で降水量が最も少なく、ほとんど雨から雪に変わる。初冬と晩冬には平均気温が5℃、厳冬には平均気温が0度である。このような特徴から、冬は寒冷乾燥気候を示す。







春は多様な祭りや行事がある季節で、 1年で最大の名節である‘ソルナル’(お正月)と‘大ボウルム’(小正月)がある。お正月には‘チャレ’(先祖のために料理とお酒を供え、その前でお 辞儀 をささげる風習)と‘セベ’(一家の目上の人達と近所の人達にお辞儀をし美徳の話や、お年玉を受け取る行為)をして会う人に"新年あけましておめでとうございます 。"と徳談をする。また、福を祈って正門に将軍像やトラの字を書いて付ける。小正月 の平和を祈る洞際を開いて、夜は月見をする。また、大豆、小豆、アワ、モロコシ、もち米で作った‘オゴクバプ’を食べる。





夏には、‘チョパイル’(釈迦の生誕日)と‘ダンオ’(端午)がある。チョパイルには燃燈を作ってそこに火をつけ楽しむ。旧暦5月5日の端午は、奇数が重なりめでたい日だとして祝日となる。この日はスクトック(ヨモギで作った餅)を食べ、チャンポ(ショウブ)湯で洗髪し、扇子 を贈り物として贈呈しあう。また豊作を祈願して、今でも"端午祭"(祭祀を過ごして民俗遊びを公演する行事)を行う地域が残っている。





秋には民族最大の名節‘秋夕’がある。朝にチュソクビム(秋夕を迎えて、新しく買った服)を着て’チャレ‘を過ごす。そして、その後、お墓参りをしながら、秋夕の代表食べ物であるソンピョン(もち米で作った餅)を食べる。





冬の冬至(夜が長く、昼が最も短い日)には、小豆粥を作って食べる。また、立冬を前後して、キムチを漬ける。地方によってキムチの種類は多様だ。この時漬けたキムチは、翌年の春まで継続して食すのも特徴だ。





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